なお、DPC病院は地域のなかにおける連携をより強化していく必要があります。それは前述した増患ということだけではなく、退院支援の観点からも説明することができます。当たり前のことではありますが、DPC病院は退院する先が確保されてはじめて入院することができるからです。
当たり前のことではありますが、増患とディスチャージがうまくできて、患者さんがその患者さんにとっても最も適した場所で治療や介護を受けることができていないことが多くあります。
急性期、回復期、維持期という医療の各段階と、施設や在宅における患者さんの移動はとても重要な意味があります。
それらは特定したながれのなかで成り立つのではなく、また、一方通行ではなく、複雑に絡みあいながら、関係をつくりあげていきます。どの場所でどのような医療やサービスを受けることがベストであるのか。
患者さんの全状況を早期に把握し、あらゆる手段を活用し計画的かつ安楽にそうした場を得ることができるようシステムがつくりあげられなければなりません。
第1段階から第5段階すべてをカバーするかたちで、循環型医療介護が行える体制を整備していかなければならないと考えているのです。敢えていえば、この部分は独立して議論すべき重要なテーマであるということができます。