(19JAN05)権限規程がなければどうなるか(1)

 権限とは、組織における個人がその立場でもつ権利・権力の範囲をいいます。権限には責任が付随します。ここで責任とは、立場上、当然負わなければならない任務や義務をいいます。権限は、起案、審査、承認、(実施)、報告という行為に区分されます。
「起案」は何かを提案すること、お伺いを立てること、そして「審査」はそれが組織のルールや目的に合致したものかどうかをチェックすること、さらに「承認」は、審査を経て上程された事案の実施を許可することをいいます。組織におけるすべての業務はこの3つの段階を経て実行されます。さらにその結果がどうであったのかを、最終権限者に「報告」するということで、ある業務が完結します。権限の行使をこのフロー以外で行うことはありません。特定事項において上記の何れかの権限を有するものが責任をもち、それぞれの行為を行い、業務を遂行します。これらを整理し取り決めた規程を権限規程といいます。権限規程がなければ、誰が何を行うのか、責任をもつのかが不明瞭になり、業務が円滑に進みません(続く)。